経済学部菅原ゼミのフィールドワーク活動報告

2021.01.15

経済学部菅原ゼミ(演習Ⅲ)は,昨年11月と12月に宮津市府中地域でフィールドワーク活動を行いました。活動では,受入団体である「府中をよくする地域会議」や京都府立丹後郷土資料館の方々から現地の状況についての解説を受けながら,国分(農業)と溝尻(漁業)という2つの集落を視察し,観光客や若者の目線で現地の魅力と課題を発見しました。

それらを基にして考えた府中地域のまちおこしプランを2021年1月14日の演習Ⅲにて発表しました。4つの班に分かれた3年次生がそれぞれ,オーナー制ぶどう農園による農業と観光の融合,舟屋をリフォームした地産地消カフェ,舟屋をリフォームしたプラットフォーム型ゲストハウス,新しい宮津ブランド商品と観光客参加型イベントを提案しました。

発表会当日は,府中をよくする地域会議,宮津市役所,近畿日本ツーリストの方々にもリモートでご参加いただきました。春学期の提案プランと比べて現地の人間では思いつかなかったアイデアが盛り込まれている点について高い評価をいただくとともに,幾つかのプランについては,来年度に学生と協力しながら実現化を進めていきたいとのご要望もいただきました。

また,来年度にこの活動を引き継ぐ2年次生も発表会に参加し,提案内容はもちろんのこと3年次生のプレゼン姿勢やスライド構成などからも多くのヒントと刺激を受けました。

参加学生の声(抜粋)

  • 宮津市のフィールドワークを通して,天橋立という魅力のある観光地でも,その周辺の地域にも過疎化などの問題があるということがわかりました。宮津市でこういう状況なら,観光地のない他の地域はどうなのかが更に気になりました。農業人口の減少が囁かれている状況なので,それに対するプランとして自分たちの班のオーナー制度の導入を進めてもらいたいです。(3年次生)
  • 自分たちの班オリジナルで問題や課題を見つけ出す難しさを学び,宮津市らしさを感じられる提案を考えるために班員としっかり協力して満足いく企画提案ができたと思います。ただ,実際に行く前に質問を考える際に何を聞けばいいかもわからない状態だったので,事前質問の活用や実際に行かせていただく前の勉強不足が反省点でした。他の班の意見も,出来そうなものだったら合体した案でやっていけないかと思うものばかりだったので,この先2年次生の活動がどんな感じになっていくのかとても楽しみです。(3年次生)
  • 来年度は3年次生のアイディアを受け継いで,より宮津市に貢献できるようなアイディアを提案したいと思いました。また,発表のスキルも上達できるようにゼミでの1回1回の発表を大切にしていきたいと思いました。3年次生の提案はどれもワクワクするようなものばかりで,カフェやデジタルアートなど実際にあったら是非行ってみたいと思いました。それらを実現できるように私たちも頑張りたいです。(2年次生)
  • 1年違うだけで,こんなにも完成度が変わるのかって思わされるくらい先輩方のプレゼンが素晴らしかったので,私も要点を端的に且つ具体的に伝えられるよう練習していきたいと思います。また,来年はフィールドワークにいけると思うので,先輩方が行なってきたことを形に出来るよう頑張りたいです。特に,C班の先輩方が発表されていたチームラボっぽいイルミネーションは,本当に魅力的で是非形にして欲しいので,それに貢献できたらなと思います。(2年次生)
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