経営学部 伊吹ゼミのオンライン授業

2020.06.01

春学期の授業はすべてオンラインで実施されていますが、それは大講義だけでなく、ゼミにおいても同様です。ゼミ活動においてはグループディスカッションやフィールドワークが求められることもありますが、直接ゼミ生が集まれない状況では、なんとか工夫をしてゼミ活動を進める必要があります。

伊吹勇亮ゼミナールでは、毎年、3回生に対して外部の機関から「コミュニケーションと経営戦略・組織の交点」に関する課題を提供していただき、1年間かけてその課題を解決するという活動を行っています。今年は航空宇宙産業に関わる京都の中小企業のネットワークである『京都航空宇宙産業ネットワーク(Kyoto Aerospace Industrial Network:KAIN)』から「KAINの活動を世界に広く届ける」という課題を頂戴しました。

「京都で航空機?」「専門的な技術?」とわからないだらけの状況でスタートしたゼミですが、直接各社を訪問して情報収集するわけにはいきません。そこで、オンライン会議システムの【zoom】を活用し、オンラインでの課題説明オリエンテーションや、各社へのインタビューを実施することとしました。実際に製品や製造工程を見ることはできませんが、とはいえ、各社の代表の方といろいろと話す中で、京都にある企業ならではの各社の強みなど、おぼろげながら掴むことができるようになりました。

また、【zoom】を活用することで、これまではなかなか直接お話をする機会を持つことが難しかった東京在住の専門家の方に、ワークショップを開いていただくこともできました。対面での授業実施では考えられなかったことで、オンライン授業の「不幸中の幸い」と言えそうです。

「星に一番近いキャンパス」に早くみんなで集まって航空宇宙産業に関するゼミ活動を進めたい、はやる気持ちをグッとこらえながら、その日が一日も早く来ることを願いつつ、今日も伊吹ゼミはオンラインでアクティブに活動しています。学びを止めず、制約を逆に活かして実りの多いゼミ活動を進める。これも京都産業大学経営学部です。

ゼミ生はこのような感じで自宅からゼミに参加しています
課題説明オリエンテーションも多くのKAINメンバーにご参加いただいて【zoom】上で行いました
博報堂・岡田庄生さんに、今年出版された書籍をベースにワークショップを開催していただきました
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