アクティブラーニングをめぐる意見交換会 「コミュニケーションが難しいと感じる学生との向き合い方~ケーススタディをとおして考える~」実施報告

2020.03.03

2月12日(水)、教育支援研究開発センター主催の「アクティブラーニングをめぐる意見交換会」を開催し、本学教職員18名が参加しました。

教育支援研究開発センターでは、アクティブラーニングに関する経験や実践事例を専門分野や立場を越えて共有し、参加者同士がフラットに学びあう機会として、意見交換会を開催しました。初回となる今回は、「コミュニケーションが難しいと感じる学生との向き合い方~ケーススタディをとおして考える~」をテーマに、外国語学部の長谷川晶子准教授と生命科学部の西野佳以准教授に話題を提供していただきました。

プログラムの前半では、話題提供者のお二人から、グループワークを取り入れた授業や実験・実習科目において、教室内で実際に起こった出来事や、教員の対応とその結果についてお話しいただきました。お二人からは、「学生との関係性を築くことが重要であると考え、フラットな目線で関わるよう心掛けた」「一人で課題を抱え込まず、学科内で情報を共有し対応方法を検討した」「グループワークの設計を見直し、1グループあたりの人数を変更した」など、具体的な対応やその意図が紹介されました。

プログラムの後半では、参加者同士で意見交換を行いました。参加者からの質問をもとにケースを掘り下げていくことで、いくつかの論点が浮かび上がり、活発な議論が交わされました。また、参加者が経験した類似ケースも共有され、アクティブラーニングを取り入れた授業における学生同士のコミュニケーションの問題について、現状や課題を共有する機会となりました。

今後も、アクティブラーニングに関するテーマでの意見交換会を実施する予定です。

参加者の声

  • 教員のスタンス(立ち位置、対応の仕方)が、まずは重要であると感じた
  • 学生が授業の中に居場所があると感じられることが必要であると感じた
  • グループにおける人間関係や、場の設計が有効に働くことがあると気づいた
  • 学びのコミュニティをいかに形成するかが、学びの多様性を守ることにつながると感じた
意見交換の様子
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