法学部学生が「ポリス&カレッジin KYOTO 2019」特別賞受賞

2019.11.22

11月17日に京都府警察、京都府トラック協会主催で開催された大学ゼミ対抗プロジェクトの「ポリス&カレッジin KYOTO 2019」において、法学部専門科目の「フィールドリサーチ(社会安全)」参加学生のチームが特別賞を受賞しました。

この「ポリス&カレッジin KYOTO 2019」は京都府下の大学ゼミ、研究室などが参加し、コンペティション形式で、大学生の柔軟な思考に基づく、高齢運転者の交通事故防止に関する斬新な政策を提言してもらい、優秀な政策を実際に社会実装することで、高齢運転者の事故防止を図ることを目的としています。

本年度は6大学13チームが参加し、本学からは法学部の高嶌ゼミ、フィールドリサーチ(社会安全)浦中担当、経済学部からは八塩ゼミ、藤井ゼミ、松尾ゼミが参加しました。

フィールドリサーチ(社会安全)の浦中教授担当チームは『「高齢者対象のカーシェアリング」~官民一体となって推進しよう~』を政策として提案しました。内容は高齢者に運転免許を返納させるのではなく、安全を確保した上で、車を運転してもらうという考えの下、アクセルとブレーキの操作間違いを防いだりする機能などを搭載したサポート車のカーシェアリングを、官民一体となって、推進するという提案でした。
審査の結果、最優秀賞、優秀賞、特別賞のうち、特別賞を受賞しました。ひょっとすると彼らの提言が実際に京都府下で実現される日が来るかも知れません。

浦中教授のコメント

高齢運転者の安全を図ることは、高齢者だけでなく、社会全体の安心・安全のテーマとなっています。高齢者の運転免許証返納制度だけでは限界があり、いかに高齢運転者に、安全運転してもらうかという視点も重要です。参加学生たちは、それを基に、特に過疎地において、官民共同でサポート車のカーシェアリングを実現させようと提案した点が評価されたように思います。自分たちの提案が採用され、社会実装されるかもしれないということは、学生の学習意欲向上にとっても非常に有益になることだと思います。

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