教職フォーラム2019を実施しました

2019.11.19

11月9日(土)に本学にて「教職フォーラム」を実施しました。
教職フォーラムは、学外者の講演や卒業生教員の報告によって、教職課程を履修している在学生の教職に対する意識を高めるとともに、卒業生教員と在学生が共に語り合うことで今後の学校教育の在り方について考える機会とすることを目的として開催しています。
当日は、3部構成のプログラムで教職課程を履修している在学生193名及び現職教員として学校現場で活躍されている卒業生18名にもご参加いただき開催しました。

第1部では、東京学芸大学の梅山佐和氏より、スクールソーシャルワーカー(SSW)として複数の自治体のSSW活用事業に携わった経験をもとに「子どもの育ちを支える“つながり”-スクールソーシャルワークの視点から-」をテーマにご講演いただきました。物事の見方を変えるだけで見えるモノが変わること、助けを求める子どもや家庭の背後にある原因を探る方法やその重要性など、教職を志す学生にとって非常に大切なことを教えていただきました。

第2部では、本学を卒業された宮津市立宮津中学校教諭の粟倉雅久氏から、学校現場での取り組みや教員のやりがいについて実体験を交えながら熱くお話しいただきました。小さな感動も感じ取れる感性を身に付け、経験した感動体験を教員になって生徒に伝えてほしいと学生に伝えられました。

第3部では、卒業生と在学生の小グループによる座談会を実施しました。在学生からの積極的な質問に対して、卒業生から学校現場での経験を踏まえて多様な視点から親身にアドバイスをいただきました。また、今後の学校現場の在り方についても大いに語り合い、大変有意義な時間となりました。

教職フォーラムにおいて、在学生は学校現場のリアルな声を聞くことで教職に就くことへの意欲を高め、教育についての考えを深めるよい機会となりました。来年度教職に就く4年次生も教育実習を控える3年次生も、教職フォーラムで得た知見や助言を学校教育の現場で十分に活かしてくれることと思います。また、卒業生教員からは「講演の内容が勉強になった」「在学生と話すことで自分自身を見つめ直すことができた」「在学生から活力をもらった」とコメントをいただき、卒業生にとっても実りの多い時間となりました。

梅山佐和氏の講演
粟倉雅久教諭の報告
在学生と卒業生の座談会の様子
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