国際関係学部 SD研修会(海外研修危機管理)を実施しました(9月18日)

2019.09.18

9月18日(水)、国際関係学部教職員を対象にSD(※)研修会(海外研修危機管理)を実施しました。当日の講師は、これまで多くの海外研修やプログラム運営に携わってきた本学部の三田貴教授が担当しました。三田教授からは、海外派遣をめぐる情勢、リスクマネージメント(危機を想定した平常時から行うべき準備)、クライシスマネージメント(緊急事態発生時の対応)について事例を交えながら説明があり、その後、グループに分かれて訓練用事例を取り上げ、ミニ・ワークを行いました。

ミニ・ワークでは、連絡を受けた者がいつまでに誰に何を確認するべきか、緊急で集まれるのか、場所はどこにするか等、マニュアルには記載のあるものの、実際に各自がどのように対応すべきか、あらゆる場面を想定して活発な意見が出され、共有されました。講師の三田教授からは、緊急時の対応に正解はないが、責任と誠意ある行動が求められ、さらには当該学生やご家族に配慮した言動にも留意しなければならないとのコメントがなされました。

本学部では、1年次には全学部生必修の「海外フィールド・リサーチ」、2年次以降には、「国際キャリア開発リサーチ」といった実践型の海外プログラムを授業として開講します。緊急事態が発生した場合、何に基づき、どのような行動をとるのか。自分はどのような役割を担うべきか。教職員一人一人が改めて、平時における準備と備えについての大切さを痛感する研修となりました。今後も、学生の安全を第一に教育プログラムが遂行できるよう、スタッフの資質向上にも取り組んでいきます。

※SD(スタッフ・ディベロップメント) とは、事務職員や技術職員など職員を対象とした管理運営や教育・研究支援までを含めた資質向上のための組織的な取り組みをいいます。今回のSD研修会は、『スタッフ』に教員を含み、広く教育改善全般に関する取り組みとして実施しました。

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