『理工系コーオプ教育プログラム』事後学習会及び成果報告会を開催

7月19日、京都産業大学むすびわざ館において、今年で4回目を迎える『理工系コーオプ教育プログラム※』の事後学習会と成果報告会が行われました。当日は、午前に事後学習会、午後に成果報告会を開催。成果報告会には、受け入れ企業様をはじめ、47名が参加しました。

今年度のプログラムは、コンピュータ理工学部の学生6名が3社にて4月から3ヵ月間のインターンシップに取り組み、また、新たな展開として、総合生命科学部の学生6名が昨年11月から9ヶ月間に亘り『アカマツ林の再生活動』のインターンシップに取り組みました。

事後学習会において、コンピュータ理工学部では、荻野 晃大先生、水口 充先生、吉村 正義先生の指導の下、主にインターンシップにより得られた成果について発表し、それを今後の学生生活の中でどう生かすか、また、卒業研究にどう生かすかについてディスカッションをしました。また、総合生命科学部については、木村成介先生の指導の下、昨年11月から9ヶ月間に亘るインターンシップの取り組みを振り返り、学んだこと、難しかったこと最初と変わったことなどについて話し合われました。

今回参加した学生からは、スケジュール管理の難しさ、チームで働くことの難しさ、相手に理解してもらうコミュニケーション力の必要性などの実体験に基づく気づきの声があがっていました。

それぞれの学部での事後学習会の様子

成果報告会では、受け入れ企業様や本取り組みに関心を寄せていただいている企業様をお招きし、コンピュータ理工学部と総合生命科学部との合同で開催しました。

「未来への文化伝承を考える」をテーマに取り組んだコンピュータ理工学部のグループは、鏡の反射を利用し、3面にそれぞれ違う映像を映し出すプロジェクションマッピングを利用した行灯のプロトタイプを作成し、デモンストレーションを行いました。ものづくりインターンシップならではの発表に参加した企業様や教職員からは、「ゼロからの学びの中で試行錯誤しながらも、商品に繋がる様なイメージを持てたことに感動した」等の好評を得ていました。また、受講生からは、ゼロベースからのものづくりの難しさやちょっとしたことがヒントととなり急に作業が進む面白さなど、実体験から得たリアルな気づきの発言がありました。総合生命科学部は今回初めての参加となりましたが、9ヵ月という長期間の中で、「現場に入り、実際に体験することで学部での学びをより深めることができ、自身の研究に繋げて行き、この取り組みについては、後輩に繋げていきたい」と言った声が聞かれました。

成果報告会の様子

【各グループの取り組みと発表内容】

【各グループの取り組みと発表内容】
※『理工系コーオプ教育プログラム』は、大学における専門教育と実社会で必要とされるスキルを学ぶキャリア教育とを融合させた新しい取り組みのひとつです。インターンシップの内容を企業と大学が一体となって考えることにより、学びがより実践的になるように設えたプログラムです。4年前にコンピュータ理工学部において、卒業研究の一環として3ヵ月間の長期インターンシップを組み込んだプログラムとして始まりました。
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