国際関係学部 第6回 ニュース解説ワークショップ開催報告(6月27日)

2019.06.27

国際関係学部・植原教授によるニュース解説ワークショップ日本の「真の美味しい」を世界に!が、6月27日のお昼休みにスチューデントコモンズで開催され、国際関係学部の学生を中心に40名を超える参加者が集まりました。

2013年ユネスコ無形文化遺産となった和食は、海外でのアンケート調査などでも高い評価を得ていますが、日本食の輸出額は、フランスなどと比べ大きく水をあけられ高くありません。それはなぜなのか?

海外では、日本で見たことのない料理が、日本料理として提供されている状況や、「matsuzakagyu」の名前を使用し質の劣る牛肉が提供されていることなど、植原教授が海外の日本食レストランで体験されたエピソードを交えて海外の状況を説明頂きました。

今後、輸出ビジネスとしての成長を推進するには、攻め、守り、それぞれの戦略が必要だと主張され、特に今回は、「守りの戦略」について丁寧に解説頂きました。

「守りの戦略」として、独自に生産されてきた和牛の精液・受精卵や果物の種苗などの海外流出を防ぎ、日本が誇るジャパニーズブランドの価値と評価を守ることが必要。そのためには、生産者が「商品価値に気がつくこと」「日本の遺伝資源を安易に持ち出さないこと」「海外で先に権利を取得すること」などの対策が必要であると解説され、「知的財産権の保護」の大切さを改めて認識しました。

次回は、7月18日(木)12:45~、国際関係学部・三田教授によるパラダイスを守り抜け —世界を牽引する小国パラオの挑戦—です。気軽に覗いてみてください。

国際関係学部や他学部の学生も集まりワークショップがスタート
日本と外国の食品輸出額について解説する植原教授
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