法学部1年次生 学びのリポート from プレップ・セミナー「ノートテイク実習編」

2019.06.18

法学部の1年次生の学修生活を紹介する「学びのリポート」第2弾。
今回も1年次生の全員が履修している「プレップ・セミナー」という授業を紹介します。
第2弾の今回は「ノートテイク実習」編。
5月14日(火)に実施された「プレップ・セミナー」(川合教授クラス)では、「ノートの取り方」に重点をおいた授業をしました。この授業での目的は、高校までとは授業の進め方が異なる大学の授業において、1年次生の早い段階で自分の学修方法を確立させることです。
大学の授業では、1つの授業で取り扱う情報量が多く、口頭での説明が中心となる授業もあります。1年次生の中には、大学の授業の進め方に戸惑う学生もいます。そんな戸惑いを解消させる為、川合教授独自の手法で「ノートの取り方」について、指導している様子をお伝えします。

模擬講義

この授業では、予め前週に「ノートの取り方」というレジュメが配付され、受講生はそれをよく読んでから、授業に臨みます。
冒頭に、川合教授が大学の一般教養レベルの模擬講義を行いました。講義のテーマは、「大学教育の特徴」であり、学生がこれまで受けてきた初等・中等教育と大学の高等教育との違いを解説するものでした。「常識の習得」を目的とした初等教育に対し、「常識の打破、より優れた知識の獲得」を目標とする高等教育について、対比的に解説されました。

試験

模擬講義を終えて、定期試験を想定し、講義内容についての小論文テストに挑戦しました。
受講生は、直前の講義内容を思い起こしながら、小論文の作成に取り組んでいました。

まとめ

テストを終え、川合教授が作成した模範ノートが受講生に手渡されました。受講生は提供されたものと自分のノートを見比べ、振り返りを行いました。
川合教授からは、板書されていることだけでなく、全体を理解するためには口頭で解説される情報を如何に迅速かつ適確にノートに記録できるかが重要だとアドバイスがありました。

受講生の感想

  • 黒板の板書だけでなく、先生の口頭解説についても整理してメモを取ることが重要だと実感しました。
  • これまでは授業で提供される情報を単純に受け取るだけの受け身的な姿勢だったかもしれない。今回の講義を受け、授業で解説される内容に「何でだろう?」と疑問を持って聞いていると、話の要点が掴みやすくなると気付きました。

「プレップ・セミナー」とは?

英語のPreparatory Seminar(準備演習)を略したもので、法学部で本格的に学ぶための準備をする少人数(25人程度)の演習授業で、全部で27クラスが開講されています。
この授業は、法学部に入学した1年次生の全員が春学期に履修するものであり、文献を読んで要点を把握する、情報整理をする、考えをまとめて表現するなど、基礎的能力や知識を身に付けることが目的です。
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