教職志望の理学部数理科学科の4年生たちが京都少年鑑別所にてフィールドワークを行いました

2019.05.29

2019(令和元)年5月29日、少年の非行問題に関心のあるの理学部数理科学科の4年生たちが、理学部の牛瀧文宏教授と共に京都少年鑑別所を訪問し、フィールドワークを行いました。このフィールドワークは、教職科目の一つである「教職ゼミナールIII A (牛瀧教授が担当)」受講者から希望者を募り、実施しました。

最初、所長様から少年鑑別所の仕事について説明を受け、その後施設見学、最後に質疑応答という流れで多くのことを学んだ見学となりました。「同じ非行でもその背景を明らかにし、その違いによって対応をかえる必要がある」や「大人からの関心が欲しいが、それをうまく言い出せない不器用な子が多い」といったお話に、教員になる上で勉強になる事柄が多く含まれていました。最後には「教員になってから非行問題などで困ったことがあったら各地の鑑別所と連携を取って欲しい」というメッセージもいただきました。教育実習中で参加できない学生もいたため、少人数での見学となってしまいましたが、参加した学生たちはこのように、大きな学びを得ていました。

京都産業大学理学部では、将来教育職につくことを希望している学生たちに対して、様々なフィールドワークを通して知見を深めていけるよう取り組んでおります。なお、この度の見学に際しまして、京都少年鑑別所の所長様をはじめ職員の方々は学生向けにプログラムを構成してくださいました。この場をお借りして心より感謝申しげます。

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