理学部宇宙物理・気象学科 談話会「巨大ブラックホールまわりの動的ガス構造-理論モデルの最近の展開-」を開催しました

2019.04.24

4月24日(水)に理学部宇宙物理・気象学科談話会(※)として、鹿児島大学天の川銀河研究センターの和田 桂一教授によるセミナー「巨大ブラックホールまわりの動的ガス構造-理論モデルの最近の展開-」が行われました。

セミナーの中で和田教授は、様々な銀河の中心に普遍的に存在する巨大ブラックホールの観測的・理論的特徴について分かりやすくお話しいただきました。特にブラックホール周辺のガストーラスの構造に着目し、物理的に正しいシミュレーションを用いて簡略化された理論モデルの不自然さを解決し、観測データと整合的な理論を作成された点を明快にご説明いただきました。

巨大ブラックホールは最近の電波干渉計を用いた観測で非常に話題になっていることもあり、談話会には教員・大学院生・学部生が数多く参加し、セミナー中はもちろん、セミナー終了後にも質疑応答や様々な議論がなされました。

(※)談話会は、学内教員や研究実績のある研究者を招聘して定期的に講演会を行うことで、理学の最先端の研究内容に触れ、研究意欲の促進、教育・研究の質的向上を図ることを目的として実施しています。参加は、教員だけでなく、学部生、大学院生、その他一般の方々も可能です。

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