経済学部コロンボ大学(スリランカ)のウィーラワンサ上級講師による研究会を開催

2019.01.15

経済学部では本学協定校の一つであるコロンボ大学経済学科(スリランカ)のシャシタンガニー・ウィーラワンサ上級講師(Ms. Shashithanganee Weerawansa, Senior Lecturer)を招聘して研究会(ワークショップ)ならびに学部生向けの講演会を開催いたしました。

大学院生および教員向けの研究会(ワークショップ)は1月15日(火)12時30分に開催され、「Productivity Dynamics in the Apparel Sector in Sri Lanka」をテーマに、現在のスリランカ経済を支える主要な輸出品の一つであるアパレル製品の現状や問題点などについて報告が行われました。この研究報告では、スリランカのアパレル産業の輸出競争力を高めるために、研究開発(R&D)の促進や生産性の向上などが重要な課題であることが指摘されました。また、スリランカのアパレル産業の主要な担い手が女性労働者であることから、アパレル産業の発展が女性の生活環境の改善に重要な役割を果たすことも紹介されました。

また、1月17日(木)3時限には、学部の初年次学生に対して「Evaluation of the State of the Sri Lanka Economy vis-à-vis East Asian Countries」のタイトルで講演会を開催しました。この講演会でウィーラワンサ上級講師は基本的なマクロ経済データをもとにスリランカ経済を紹介し、またシンガポールや韓国などの東アジア諸国と比較することで、スリランカ経済の実態を分かり易く解説しました。また、今後のスリランカ経済の成長には生産性の拡大や、積極的な海外直接投資(FDI)の導入などによって輸出競争力を高める必要があることを平易な英語を用いて講義されました。

これらの研究会や講演会は、現在経済学部が取り組んでいる学部生の英語力向上のための科目群『上級英語プログラム』や、海外での研修科目である「国際交流セミナー」(中国)および「国際経済研修」(スリランカ)の一環として開催されており、今年もこれらのプログラムや海外研修に多くの学部生の参加が期待されています。

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