理学部物理科学科山上浩志教授のインタビュー記事「Einsteinium Breakの謎を解く」が日本原子力研究開発機構(JAEA)の季刊誌「未来へげんき」に掲載されました

2019.01.09

日本原子力研究開発機構(JAEA)の季刊誌「未来へげんき」の平成30年12月号(2018年 Vol. 51)に、本学理学部物理科学科山上浩志教授のインタビュー記事「Einsteinium Breakの謎を解く」が掲載されました。先立って発表された2018年8月27日(月)のSPring-8シンポジウム・サテライト研究会の内容に続く記事です。

一般に、 アクチノイド収縮として知られているアクチノイド元素の原子半径の収縮は、水和イオンの配位を調べることにより、 その収縮との相関が信じられてきました。昨年SPring-8において世界で初めて原子番号99のアインスタイニウム(Es)の水和イオン半径を測定したところ、配位構造は変わらないのに予想を超えた激しいイオン半径の収縮が発見されました。これに対し、水和との相関という化学の先入観にとらわれず、多電子イオンの電子構造を山上浩志教授が計算したところ電子軌道の占有率の変化という新しい知見から実験の激しい収縮を再現することにみごと成功しました。この一連の発見と解明のストーリーが記事としてご覧いただけます。

PAGE TOP