神山天文台 平成30年度第2回天文学講座を開催

2018.07.21

2018年7月21日(土)に和歌山大学 観光学部准教授 中串 孝志氏による第2回天文学講座「火星移住とその先にあるもの」を神山天文台地下一階ホールにて開催し、一般参加者や学生、教職員など43名が参加しました。

中串氏は、「火星へ移住しよう」というストーリーに沿って、まず、火星の気温や大気の成分、軌道の特徴など、火星とはどのような惑星かを説明されました。次に、火星への有人飛行の計画内容とスケジュールを紹介され、片道旅行で地球へ帰る予定は無いのに、4カ月間で世界中から20万人もの応募者があったことに驚かされました。最後に、日本の計画として、火星の衛星へのサンプルリターン計画が紹介され、火星の衛星はどのようにできたか、2つの説と計画の意義について説明されました。
中串氏の講演内容は非常に具体的でわかりやすく、「なぜ、あなたはここにいるのか?」を考えるきっかけとなりました。

参加者からは「将来的に宇宙に住むかもしれない、という話を耳にしますが、実際、問題がたくさんあることを知りました」「知識が全然ない私にもわかりやすいお話で宇宙や星の研究をされている方達を身近に感じられました」等、様々な声が寄せられました。

講座終了後は、中串氏をはじめ、本学研究員や学生とお茶を飲みながら歓談するアストロノミー・カフェが開催され、終始和やかな雰囲気のなか、交流が図られました。

中串氏の話に耳を傾ける参加者
アストロノミー・カフェの様子
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