文化学部 ペレッキア・ディエゴ 准教授が「京あるきin東京」において特別講義

2018.03.10

2月3日~3月11日の約1か月間、京都市による京都創生PR事業 京あるきin東京が、「京まなびー知ると日本がもっと好きになるー」を総合テーマに東京で開催されました。イベントの一環として行われた、京都の14大学で行う特別講座に京都産業大学も参加しました。

3月10日に京都造形芸術大学 東京外苑キャンパスで行った本学の講座では、イタリア出身で能楽師でもある、文化学部 京都文化学科 ペレッキア・ディエゴ 准教授が「京都と能楽—歴史と伝統を訪ねてー」をテーマに、「京都文化を探求する外国人」の視点で見た能楽の世界の魅力を様々な手法で参加者に紹介しました。

ペレッキア 准教授は講座の中で、神話、合戦日記、歌集、古典文学を題材にした能の演目に登場する、賀茂神社、清水寺、五条橋、鞍馬山などの京都の名所や能楽に使用されている能面、装束、扇などの道具を作る京都の職人などについて解説しました。また、ペレッキア 准教授による能の実演や実際の舞台の様子を動画で視聴したほか、講義で題材とした謡曲「田村」を参加者と一緒に謡うなど、参加者に五感で能の魅力を感じてもらえるよう工夫した講義を行い、能は「総合芸術」であり「視聴覚ポエジー」であると語りました。

講義終了後、参加した約100人の受講生からは、熱心に質問などが寄せられたほか「謡曲を謡うなど、参加型の講座でさらに興味が深まった」「外国人の目線での『能』のとらえ方など、新鮮な内容であった」などの感想が寄せられました。

京都文化に関心を持つ参加者が多数受講しました
動画を交えながら能を紹介しました
謡曲「田村」の解説を行うペレッキア准教授
熱心な質疑応答が行われました
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