経済学部 平成29年度 国際経済研修報告

2017.11.06

10月28日から11月6日まで17名の経済学部生は、山田教授・沈准教授とともに、経済学部・専門教育科目『国際経済研修』でスリランカを訪れました。今年はスリランカのコロンボ大学やケラニア大学との学生交流会を通して、南アジア地域の経済・政治・社会などを学びました。また、フィールドスタディとしてシーギリヤなどの世界遺産も見学し、現地の歴史・文化についても見聞を広めましたので報告いたします。

肌寒い日本を離れて「インド洋の真珠」と呼ばれているスリランカに旅立ちました。深夜に着いたスリランカの空港は真夜中を過ぎたにも関わらず、活気にあふれていました。しかし、そこには初めてみる光景が広がっていました。免税店で家電? しかも全部韓国のメーカー??
スリランカの免税店
到着早々想定を超えた風景でありました。多くの疑問点を抱いて宿泊先であるお寺に向かいました。空港からの高速は快適でありましたが、市内に入ると道路の整備が凄い雑になりました。お寺について眠りに入りましたが、何か不安感が漂う研修の始まりを感じました。
翌朝は、日曜日です。多くの人がお寺に集まってきました。日本が戦後国際社会に復帰する際に当時のスリランカの首相が大きな役割を果たしたことで、お互いの国の中は良好であることは事前の勉強で知っていましたが、日本語を勉強している学生の多さとその熱気には圧倒される感覚を覚えました。
お寺の日曜学校(日本語の授業)
月曜日から本格的に学術交流が始まりました。コロンボ大学との英語での研究発表及びクイズ大会、ケラニア大学との日本語での研究発表大会、JICAの訪問とJICAが作った浄水場の見学、日本大使館の訪問と濃い3日間の学術活動が続きました。ずっと英語を使うという環境の中で頭がパンクしそうになりましたが、少しは自信に繋がった部分もあったのでとても良い時間になりました。
木曜日からは研修後半の世界遺産巡りが始まりました。象の孤児院、キャンディ、シーギリヤ、ダンブッラの黄金寺院と怒涛の2日間でありました。世界遺産はとても良かったけれど、まだ道路の整備が整っていなく移動に凄く多くの時間を費やしたのが残念です。スリランカの可能性と限界を垣間見た感じです。
最後の日は、お寺と共催で日本祭りを行いました。我々は、生け花、書道、おりがみをスリランカの学生に教え、午後にはカレー、焼き飯、お好み焼きをふるまいました。
振り返ると、濃厚な8日間でありました。精神的にも体力的にも限界を超えた挑戦でしたが、得たものはとても大きいと思います。今回得た新たな「Sense of Wonder」を武器に残りの大学生活を挑戦していきたいです!
コロンボ大学との研究発表大会
ケラニア大学との研究発表大会
象の孤児院
シーギリヤ
JICAの浄水場
Tea Factory
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