益川塾サイエンスカフェ「加速器実験~夢の錬金術、そして、神の粒子~」開催

2017.07.15

山中博士研究員による講演

7月15日(土)、本学神山天文台サギタリウスホールにおいて、益川塾サイエンスカフェ「加速器実験~夢の錬金術、そして、神の粒子~」を開催し、一般参加者や学部学生、大学院生など26名が参加しました。

第5回目となる今回は、「加速器実験」と素粒子の関わりについて、山中 真人 益川塾博士研究員が講演を行いました。講演では、「現代の賢者の石・加速器実験」として、加速器の歴史から始まり、我々はどのようにして粒子を加速しているのか、そして高エネルギーの粒子を用いてどのような実験が行われているのかを説明されました。また、2016年に理化学研究所が命名権を得た新元素や、2012年に発見されたヒッグス粒子など、近年の加速器実験についても紹介されました。

講演後は、参加者からの質問や意見をもとに、参加者と益川塾博士研究員が科学についてディスカッションを行いました。そこでは、粒子に質量を持たせるヒッグス機構や、新元素の生成と発見の方法などについて特に多くの質問が出ました。それに対して益川塾博士研究員が分かりやすく説明し、参加者同士で意見交換をするなど終始和やかな雰囲気で実施されました。
参加者からは、「説明が直感的でわかりやすかった」「次はスーパーストリングについて教えてほしい」といった意見が寄せられました。

益川塾では、自然科学系の最先端の研究を行う若手研究者を受け入れ、研究活動の支援や交流の場の提供を行うとともに科学の振興に寄与する活動を行っており、第6回サイエンスカフェの開催も予定しています。

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