「スポーツと人間形成」にてスポーツニッポン新聞社 幡 篤志さんが講義

2017.07.07

7月7日、共通教育科目「スポーツと人間形成」にて、スポーツニッポン新聞社の報道部長として活躍されている幡 篤志さんが講義されました。

新聞は毎日発行されているため私たちにとって身近な存在ですが、その舞台裏ではたくさんの人が関わられています。例えば、報道部長を務める幡さんが車のハンドルを握っているとすれば、いくらハンドル操作をしても、タイヤなどの役割を務めるそれぞれの記者がネタを集められていなければ応えることができず、結果として新聞が作れない、といった風に新聞社の仕事を車に例えて分かりやすく説明されました。自分自身はどの部品、つまりはどの役割を務めているのか常に考えることが大切だと語られました。

幡さんが現場記者として活躍されていた頃は、ラグビーやプロ野球のオリックスバファローズを中心に取材を経験されました。今なおメジャーリーグで活躍されているイチロー選手の渡米から、入団会見、メジャーリーグでの初ヒットなどを取材し、心に残る取材の一つだったと話されました。

また、学生時代の就職活動を振り返り、「自分の思い描く未来にならなくても、その場所での頑張り次第で良い方向に向かうことがある。周りの人や環境のせいにするのではなく、自分がどのように気持ちを整理することができるのかが大切。」と語る幡さん。講義の最後にはアドラーの心理学から「“健全な劣等感”とは他者との比較で生まれるものではなく、理想の自分に抱くものである」と紹介されました。理想の自分とは何かを追い求め、日々の学生生活を大切に送ってほしいと締めくくられました。

【記事・写真:学生広報スタッフ 千石 里絵(経営・1年次)】

記者としての貴重な経験を話された
幡さんの講義を熱心に聞く学生たち
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