「京都文化特殊演習」で彬子女王殿下(本学日本文化研究所研究員)クラスが上賀茂神社を訪問

2017.06.29

文化学部京都文化学科の専門教育科目「京都文化特殊演習」の学外実習が、6月29日(木)上賀茂神社で行われ、授業担当の彬子 女王殿下と受講生8名が、檜皮葺き体験企画の準備等を行いました。
今回の実習は10月に予定されているワークショップの事前準備にあたるもので、受講生らは神社の由緒等について上賀茂神社の高井様による説明を受けた後、茅の輪くぐりを行い上賀茂神社を参拝しました。
高井禰宜の説明にメモを取る学生たち
夏越大祓 茅輪くぐり
その後、上賀茂神社境内にある林に入り、檜皮屋根の修復に取り組まれている岸田工業株式会社の岸田様より実際に使用する予定である檜の木を前に檜皮の説明を受けました。続いて、実際に葺き替え中の檜皮屋根や修復中の楼門を見学、最後にワークショップの関係者との打ち合わせを行いました。
境内の林に入り檜皮の説明を受ける学生たち
屋根の構造等を見学
10月には上賀茂神社の協力のもと、彬子 女王殿下が総裁を務める「心游舎(しんゆうしゃ)」と上賀茂神社に葵の森を再生する活動に取り組まれている「あおいプロジェクト」と連携し、檜皮ぶきの体験活動を地域の子どもたちと行う予定です。彬子 女王殿下は「地域と連携した授業は初めてで、子どもたちとの交流を通じて学生の学びの場にもなってほしい。子どもたちに日本文化を楽しんでもらえるようなワークショップにしたいと思います」と話されました。
檜皮葺きの説明を受ける学生たち(写真左側手前は彬子 女王殿下)
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