「スポーツと人間形成」で元MLBボストンレッドソックスの川畑 健一郎さんが講義

2017.05.12

5月12日、共通教育科目「スポーツと人間形成」において、元MLBボストンレッドソックスの川畑 健一郎さんがゲストスピーカーとして講義を行いました。

はじめに、川畑さんは自分自身がアメリカで挫折したことを話すと伝えられ、学生もこれまでとは違った緊張感を持ちながら、講義がはじまりました。
川畑さんは、高校野球で全国一に輝き、日本人で初めて高卒でアメリカからスカウトを受けてMLBボストンレッドソックスに入団されました。しかし、高校で全国一の目標を既に達成していた川畑さんは、アメリカで明確な目標がないまま日々を過ごしてしまい、その結果、アメリカで良い成績が残せなかったことや幾つものチャンスをものにできなかったと当時のことを語られました。
また、アメリカで活躍していた選手との大きな差は、「目的意識の高さ」だったと学生に伝えられました。目的意識が高い選手は、1日1日の使い方や、同じ練習時間でも質の高さが異なり、それらの積み重ねが大きな差となっている。一流の人は「コツコツとやり、ムラが少ない」、ムラが少ないということは常に高い位置を維持しており、そのためには目的や目標が必要であると説明されました。
川畑さんは、このことをアメリカでの挫折を経験した後に自身で感じ、野球を辞めて企業人となってからは「コツコツと、ムラをつくらない」ことを目標にすると、仕事はとてもうまく進んだそうです。

最後に、「一生懸命な人は自然と周りが手助けしてくれ、応援してくれる。何でもいいから高い目標と目的意識を持って一生懸命に頑張ってほしい。」と学生にメッセージを送られました。
講義を行う川畑さん
経験をありのままに語っていただきました
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