「スポーツと人間形成」でNHK文化センター所長 齋藤 洋一郎さんが講義

2017.04.28

4月28日、共通教育科目「スポーツと人間形成」において、NHK文化センター所長の齋藤 洋一郎さんがゲストスピーカーとして講義を行いました。

まず初めに「競技スポーツの中で最もルールの簡単なスポーツと、年々ルールブックが厚くなっていっているスポーツは何か。」という問題を学生に投げかけられました。ルールが最も簡単とされるサッカーは、国際サッカー連盟に加盟している国の数がオリンピック参加国の数よりも多いと説明された。そのため、地球の最大スポーツイベントは何かと考えた時に、誰にでも分かりやすく楽しめるといった点においては、四年に一度開催されるサッカーの世界大会「FIFAワールドカップ」との考えが語られました。反対に、ルールが難しい野球はヨーロッパではあまり人気がなく、そのためオリンピックの開催国がヨーロッパになると、正式種目に入らないのではと説明されました。

また、これから社会へ出て行くことになる学生に対して、自分の思いを相手に伝えること、つまりコミュニケーションがとても大切だと語られました。コミュニケーションを上手くとるために、自分の思いをどういった観点から相手に伝えればいいのかを、齋藤さん自身が考えられた「7-3-3-1の法則」を使って説明されました。「7-3-3-1の法則」における「1:間」の部分では、「明日は雨が降る天気ではない。」といった例文を使い、「明日は雨が降る。天気ではない。」と、同じ文でも間の有無で意味が違ってくることをいくつかの例を挙げられました。

齋藤さんからは学生に向けて、「7-3-3-1の法則を心に留めて、自分の思いを上手く伝えられるようになってほしい。」とメッセージを送られました。

*「7-3-3-1の法則」
7:アナウンスメント力、表現力、構成力、取材力、エンターテイメント力、即時対応力、人間力
3:3秒(あいさつ)、30秒(用件)、3分(要点)
3:声の大小・強弱、声の高低、話すスピード
1:間(ま)

【記事・写真:学生広報スタッフ 山本 睦(外国語・2年次)】
講義を行う斉藤さん
野球のルールの説明も行われた
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