総合生命科学部 バイオフォーラム2016 開催報告(1月25日)

1月25日(水)15号館15102セミナー室において、総合生命科学部バイオフォーラムが開催されました。
第一部ではミュンヘン工科大学のJohannes Buchner教授に「分子シャペロン:タンパク質の品質管理機構」というタイトルで講演いただきました。Buchner教授は現在この分野を索引するリーダー研究者の一人ですが、sHSP、HSP40、HSP70、HSP90などタンパク質品質管理の主要因子群がどのように機能分担しながら細胞の恒常性を保っているかについて多くのデータを交えながら総合的に紹介されました。
第二部では同じミュンヘン工科大学のMatthias Feige准教授に「小胞体タンパク質品質管理:基本原理から医療応用まで」というタイトルで講演いただきました。抗体医薬開発のための抗体生合成経路解明が主な話題でしたが、特にサメ抗体の熱安定性に着目した研究は他にない着目点からスタートしたものでありかつ今後の展開が期待されるもので、会場の注目を集めていました。
いずれの講演にも多数の聴衆の参加があり、非常に活発な質疑応答が行われました。

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