総合生命科学部 バイオフォーラム2016 開催報告(1月23日)

2017年1月23日(月)午後2時より、(株)京都動物検査センター・中西信夫先生をお迎えして、「実験動物としてのミニブタの有用性」と題するバイオフォーラムを開催しました。

中西先生から、人体薬部門や動物薬部門を問わず、現在盛んに進められている再生医療分野の研究・開発において、げっ歯類を用いた一次評価試験や中型動物を用いた前臨床試験等を欠かすことができないこと。特に、前臨床試験では世界的にみるとブタが多く利用されており、日本でもその利用が増えていること。ただ、日本ではブタの飼育・ハンドリング技術が未熟なことが多いため、正確な試験評価(安全性・有効性)ができないことが多く、今後日本でも質の高い飼育・ハンドリング技術をもった実験動物専門職を必要としていることなどについて、ご講演いただきました。その後、中西先生と学部学生や大学院生が、直接、対話する機会も設けられました。参加した学生からは深い関心が寄せられており、充実したセミナーとなりました。

動物生命医科学科の学生をはじめ数多く方が参加されました。
参加者からは質問が飛び交い、活発に議論が行われました。
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