京都文化学科「おもてなし文化論」でウェスティン都ホテル 大西 正夫氏が講義

2017.01.23

吉澤 教授と対談形式での講義をされる大西氏
京都文化学科では、各界におけるもてなしの具体例、その精神を解明するほか、第一線で活躍する方々をゲスト講師として招き、生きた教訓を学ぶ専門教育科目「おもてなし文化論」(担当:吉澤 健吉 文化学部教授)を秋学期に開講しています。

1月23日(月)の授業では、株式会社近鉄・都ホテルズ ウェスティン都ホテル京都 大西 正夫氏をゲスト講師にお招きしました。大西氏は、ウェスティン都ホテル京都に勤めて33年のベテランで、現在は客室支配人をされています。
ホテルのおもてなしについて真剣に聞く学生たち
講義は、「老舗ホテルのおもてなし」をテーマに吉澤 教授が聞き役になり、対談形式で進められました。ホテルの仕事は主に宿泊・宴会・婚礼からなり、宿泊は500ほどの客室を100~120人でハウスキーピング(客室清掃等)を行っているそうです。宴会は1000名を収容できる会場もあり、それに関わるスタッフや、用意される食事や食器の規模について、写真を交えながら紹介されました。また、婚礼については、結納に関する京都ならではのしきたりや、実際に手がけた披露宴での悲喜こもごものエピソードなどを紹介、学生たちは現場を長年経験した人にしか語れない大西氏の貴重な体験談に真剣に聞き入っていました。
最後に、将来ホテル業界への就職を目指す学生に向けてアドバイス。「言われたことはできるが、その場に応じた工夫ができない人ではなく、一歩進んだ対応ができる人になることが大切」と学生たちに向けてメッセージを送りました。
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