第12回「京都産業大学図書館書評大賞」表彰式開催

2016.12.21

2016年12月21日、5号館ロビーにおいて、第12回「京都産業大学図書館書評大賞」の表彰式および茶話会が行われました。

図書館書評大賞は、学部学生が本学図書館蔵書の中から好きな図書を選び、1,600字以上2,000字以内の書評を書いてWeb上で応募するものです。学生の読書の推進、文章表現能力、論理的思考能力の向上を目的に、毎年本学図書館が主催しています。2016年7月1日から9月5日の応募期間中に寄せられた84篇(84人)のうち、応募要件外の作品を除いた78篇の応募作品の中から、図書館書評大賞選考委員会により大賞1人、優秀賞3人、佳作5人が選ばれ、井尻香代子図書館長から賞状と副賞の図書カードが、また協賛の京都産業大学同窓会から同窓会長賞が、丸善雄松堂株式会社、株式会社紀伊國屋書店より記念品が授与されました。

井尻図書館長は、ノーベル文学賞を受賞したボブ・ディランの歌詞「風に吹かれて」においては、「何度ひとは顔をそむけ 見ないふりをしつづけられるのか?」と問いかけていることを紹介されました。「入賞された皆さんの作品にも、私たちが生きるこの世界への問いがくっきりと示されています」と述べられ、誠実な問いと、答えへの歩みを入賞作品にみることができると入賞者へ賛辞を贈りました。

表彰式の後には、入賞者を囲んで茶話会が開かれました。入賞者らは「これからも好きな読書をして心を豊かにしていきたい」「自分の文章力を試したくて応募した」「レポートを書くことで、文章を書く力が養われたと思う」「ぜひ紹介したい本があったので応募した」「自分の好きな1冊で賞をいただけるとはうれしい」「来年も応募したい」と入賞の感想と今後の抱負を語りました。

入賞者に祝辞を述べる井尻図書館長
入賞者と選考委員、協賛者の記念写真
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