人権教育啓発講演会「大学と障害(disability)の現在 ‐ 発達障害のある学生への支援をふまえて ‐ 」開催

2016.07.07

6月29日(水)、Lib.コモンズ(本学図書館ホール)にて春学期人権教育啓発講演会が実施され、他大学や一般の方々、本学教職員・学生を含め、74名の参加がありました。
今回は、「大学と障害(disability)の現在 -発達障害のある学生への支援をふまえて-」というテーマで京都大学 学生総合支援センター 障害学生支援ルーム・チーフコーディネーターの村田 淳(むらた じゅん)氏に講演いただきました。
昨年12月に講演会「障害者として生きること」で障害をもつ学生からのお話を聞く機会を持てたこと、また今春から障害者差別解消法が施行されたことをふまえ、障害者支援の先行事例をお聴きしたいということでこの講演を開催しました。
講演では、「障害とは何か」にはじまり、障害者差別解消法と大学における障害学生支援の現状、さらに発達障害のある学生への支援のあり方について非常にわかりやすく話をされ、今後の課題とするところも指摘されていました。
大学が社会に出る直前の教育機関であることから、大学での修学支援が卒業後に社会で生きていくための移行支援にもなりうること、発達障害を持っていても、息の長い支援により得意分野を活かした仕事に巡り合った学生のケースがあることを、支援の立場から紹介いただきました。
本学でも障害学生教育支援センターが設置され、より適正な支援、組織的連携が期待されています。村田先生のお話が障害学生支援のあり方を考える上で参考になることを願っています。
京都大学 学生総合支援センター障害学生支援ルーム 村田 淳先生
障害学生の支援について一歩踏み込んだ質疑応答がなされた
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