益川塾サイエンスカフェ「宇宙の進化」開催

2016.06.04

6月4日(土)、本学神山天文台サギタリウスホールにおいて、益川塾サイエンスカフェ「宇宙の進化」を開催し、一般参加者や学部学生、大学院生など34名が参加しました。

第4回目となる今回は、「宇宙の進化」と素粒子の関わりについて、山中 真人 益川塾博士研究員が講演を行いました。講演では、「宇宙の履歴書」として、初期の宇宙、最近の宇宙、未来の宇宙と、宇宙の誕生・進化について説明され、我々の銀河はいかにして形成されたのか、そして宇宙はどのようにして終わるのかが議論されました。また、宇宙の進化には、従来の物質のみでは説明のつかない現象が見つかっており、未知の素粒子が関わっているということも紹介されました。

講演後は、参加者からの質問や意見をもとに、参加者と益川塾博士研究員が科学についてディスカッションを行いました。そこでは、宇宙の進化に関わる未知の素粒子の性質、また、ダークエネルギーとはどのようなものかについて特に多くの質問が出ました。それに対して益川塾博士研究員が分かりやすく説明し、参加者同士で意見交換をするなど終始和やかな雰囲気で実施されました。
参加者からは、「とても楽しかった」「次は最近の素粒子理論について教えてほしい」といった意見が寄せられました。

益川塾では、自然科学系の最先端の研究を行う若手研究者を受け入れ、研究活動の支援や交流の場の提供を行うとともに科学の振興に寄与する活動を行っており、第5回サイエンスカフェの開催も予定しています。

山中研究員による講演
参加者と研究員の間で様々なディスカッションが行われた
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