文化学部京都文化学科専門教育科目「京の食文化論」で瓢亭十四代当主 髙橋 英一氏が講義

2016.05.23

優しい語り口で講義される髙橋氏

文化学部京都文化学科では、第一線で活躍する京の料理人をゲスト講師として招聘し、世界遺産に認定された“和食”の生きた魅力を考察する「京の食文化論」(担当:吉澤 健吉 教授)を春学期に開講しています。
5月23日(月)は「京の食文化と懐石・私のこだわり」と題し、「瓢亭」十四代当主の髙橋英一氏をお招きしました。
高橋氏は、フランスの有名シェフをはじめ、海外の一流料理人との交流も大事にされており、出汁の紹介など、日本の食文化の世界への発信にも尽力されています。
講義では、食に関することに止まらず、京都のさまざまな伝統文化によって彩られてきた京の食文化の歴史が語られ、食材だけでなく器やしつらえなどでめりはりのある季節感を目でも楽しむのは日本だけであること、日本文化・京都文化において“もてなしの心”は昔から当たり前のことなど、わかりやすく講義されました。
また、出汁の取り方については、削り節や昆布の配分など、京都を代表する料亭ならではのきめ細かなこだわりも披露されました。

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