「京都の伝統文化」で市比賣神社 禰宜 飛驒 大富さんが講義

2016.04.20

4月20日(水)、共通教育科目の「京都の伝統文化」の講義において、市比賣神社 禰宜・いちひめ雅楽会役員などを務める飛騨 大富さんが、ゲストスピーカーとして「雅楽手解」をテーマに講義を行いました。

講義では、まず飛騨さんによる雅楽の演奏から始まりました。演奏に使われた「鳳笙」「篳篥」「龍笛」の3種類が奏でる音色は、受講生の心をつかみ、自然と拍手が沸き起こりました。演奏が終わると、飛騨さんは雅楽とは何かについて語られました。雅楽とは音楽ジャンルの総称であり、雅楽には「管絃」「舞楽」「国風歌舞」などがある平安時代に大成した1000年以上も続いている日本の音楽であると述べられました。また、世界最古のフルオーケストラといわれる雅楽と西洋のオーケストラの違いについても海外での経験を踏まえて説明されました。
講義の最後には受講生による楽器の体験が行われました。はじめは鳴らなかった龍笛が、飛騨さんによる指導により音を鳴らせるようになると、体験した受講生はとても嬉しそうな表情を見せていました。

講演を行う飛騨さん
雅楽の演奏が披露された
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