総合生命科学部 バイオフォーラム2015開催報告(3月7日)

立教大学 理学部 生命理学科の後藤 聡 教授を講師にお迎えし、「翻訳後修飾の新しいメカニズムと生理機能」について講演をしていただきました。

タンパク質の多様な糖修飾が整然と行われるための第一歩として、mRNAが核膜ないし小胞体の特定の領域に局在することが重要であること、また、糖修飾の新たな生理機能として、Toll経路を介した自然免疫を制御していることが紹介されました。これらの成果は、ショウジョウバエの遺伝学を中心とした多様な解析法を駆使した研究によるものであり、オリジナリティの高い刺激的な内容をもつものでした。参加者からの質問をもとに活発な議論が行われ、糖修飾の機能と小胞輸送に関して理解を深める時間となりました。
講演する後藤教授
発表後は活発な議論が行われた
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