
学生時代の失敗は大きな糧。
恐れることなく動き出そう!
大学2年次の時に出場したビジネスコンテストの入賞をきっかけに、家業である西陣織を使ったアパレルブランド『N’s 1182』を立ち上げました。西陣織は京都を代表する伝統工芸ですが、材料の高騰や職人の高齢化などにより業界は衰退する一方。挑戦の裏には業界を守る新たなビジネスモデルを作りたいという想いがありました。とは言え、当時はビジネスもデザインもまったくの素人。インターネットで得た知識と周りの方々の助言を頼りに、イチから服づくりに挑む日々でした。苦労を重ねた分、初めて自分の考えた服が完成した時の感動は今も忘れられません。その喜びに出会えたのは挑戦があってこそ。学生時代は失敗も大きな糧になるものです。ひとつでもやりたいことがあれば、迷わず動き始めましょう。

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- 在学中に自身のブランドを設立。西陣織を使った斬新なデザインを提案し、SEIKOとのコラボレーションや大阪・関西万博でのファッションショー開催など多分野での活躍を続ける。JapanCraft21の2024年度クラフトリーダーに選出。
- 起業に役立った大学時代の学びは?
- 社会課題をビジネス的手法から解決する中谷ゼミの活動。先生の指導や助言に何度も救われました。
- 起業するうえで大切なことは?
- 人との関わり。私の事業が実現したのも、地元の職人や起業家など多くの方々の支えのおかげです。
- 京都で起業家をめざす意義は?
- 京都には若い起業家を応援する風土があります。次は私が誰かを支える立場になれたらと思います。
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アントレプレナーシップ学環の
魅力は? - 在学中から起業家の皆さんと交流できるのは本当に貴重!挑戦を後押しする環境が整っていますね。
- 今後の夢や目標は?
- 定期的なファッションショーの開催。伝統工芸の世界にも夢があることを、常に発信しつづけていきたいです。
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本学環に興味がある
高校生にメッセージを - 「やりたい」を実現できるのが一番楽しいことです。ここにある無限の可能性を楽しみましょう。