京都産業大学

失敗しても何度も立ち上がり、何度も挑戦できる人へ アントレプレナーシップ学環(着任予定)具 承桓 教授

一番の課題は
イノベーションできる人が少ないこと。

1990年に世界トップだった日本の競争力は、その後下降し、現在も低迷を続けています。日本に今必要なのは、新たな技術や産業をうみだすイノベーション。同様に、企業にも、これまでにない製品やサービスの開発、新市場開拓、新ビジネスの創造が求められています。しかし、それができる人材が少ないことが課題に。そんな今こそ、アントレプレナーシップ学環の出番です。イノベーションを起こすには、新しいアイデアを提案するだけでなく、カタチにするためのマネジメント、資金調達や会社法・労働法などの法律の多岐に渡る知識が必要です。本学環では分野を超えて横断的に学びながら、「起業家100人と会う」ことや、自分でテーマを決めて国内外で実社会と関わりながら起業や課題解決のプロジェクトにも挑戦。苦労や失敗もあることでしょう。でもイノベーションに失敗は付き物です。育てたいのは、失敗しても何度も立ち上がり、何度も挑戦できる人。世の中のあらゆる分野がそんな人に期待しています。

PROFILE
韓国・釜山出身。1997年、自動車産業について学ぶために日本に留学。研究領域はイノベーション・マネジメント、製品開発、サプライヤ・システム論など。趣味はお寺巡りで、落ち着いた雰囲気の京都大原三千院が一番のお気に入り。

具教授に一問一答

今、社会で求められている
人とは?
挑戦し続ける人。
失敗から、次を考えられる人。
注目のテーマや授業は?
日本の強みを生かせるのが食。「食とテクノロジー」の授業では新たな食文化やビジネスについて学べます。
アントレプレナーシップ学環の魅力は?
実社会で挑戦する機会がたくさんあり、教員だけでなく、卒業生起業家などからも多くのアドバイスを得られることです。
大学時代をどう過ごすべき?
自ら行動を起こしましょう。そして、行動から自らを知っていきましょう。失敗したり、悩むこともありますが、それが人間としての成長につながります。
本学環に興味がある
高校生にメッセージを
青春は悩むから美しい。悩むのは若者の特権です。いろんな葛藤をしながら、今しかない青春を楽しんでほしい。