イタリア、フィレンツェの「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」への
本学学生の落書きについて

 

 6月25日、本学学生3名が、イタリア旅行の際に、フィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の最上階の柱に落書きをしていた事実が判明しました。世界遺産を傷つけられたイタリア国民の皆様、大聖堂を聖なる場所として崇めていらっしゃる信者の皆様、その他関係機関の皆様に対しまして、また世間をお騒がせいたしましたことにつきまして深くお詫び申し上げます。

 全世界の人々から尊敬される日本人として、全人類の平和と幸福のために寄与する精神をもった人間を育成することを建学の精神に掲げてきた本学にとって、本学学生がこのような心なき振舞いに及んだことは誠に遺憾であり、事態を厳粛に受けとめております。

 当該学生に対するしかるべき処分とともに、ご迷惑をおかけした大聖堂と協議をもちながら、教育機関としての責務を果たすとともに、当該学生にも謝罪の気持ちを具体的な形で示させる方策を検討してまいります。

 自らを厳しく律しつつ、創造性に富み、社会的な義務を怠らずに、国際社会で活躍できる人材の育成に向けて、今回の教訓を活かしつつ、また、卒業生12万人の名誉と誇りにかけて今後とも一層励んでまいる所存です。

 本学の一部の学生による心なき行為によってご迷惑をお掛けした全ての皆様に重ねて深く陳謝申し上げます。

2008年6月27日
京都産業大学
学長 坂井東洋男