麻しん(はしか)の感染拡大に注意しましょう!
京都の他大学で、麻しん(はしか)の罹患やその疑い例の発生がありました。本学の学生のみなさんも、感染の拡大予防に注意してください。
成人の麻しん(はしか)の流行が継続しています。麻しんは感染力が非常に強く、時に重症化する場合もあります。特に麻しんにかかったことがない人や麻しんの予防接種を受けていない人は感染する可能性がより高いので注意してください。
注意事項
- もし、「はしか」が疑われる場合は、他の学生への感染拡大予防のため、直ちに登校を中止しお近くの医療機関を受診してください。また、ご相談のある方は、保健管理センターまで電話で連絡ください。TEL.075-705-1944
- 「はしか」の疑いがあると診断された場合は、必ず保健管理センターへ電話連絡し、解熱後3日間を過ぎるまで外出を控えてください。
- 学校保健法では発疹を伴う発熱が解熱して3日間を経過するまで「出席停止」扱いとなります。
麻しんと診断された場合は登校せず、教学センターまで必ず連絡してください。
麻しん(はしか)について
- 感染の約10日後に、38度前後の発熱やかぜ症状(咳・鼻水)、めやに、目が赤くなる、身体がだるいという症状が出始めます。この時期、風邪と診断される事もあります。この前後が他人への感染力が最も強い時です、2〜3日発熱が続いた後、口の中の粘膜に白いぶつぶつができたり顔・首・全身に発疹が出て4〜5日続きます。
- 一度予防接種を受けた人でも年月を経過し免疫力が低下して感染、発症した場合は症状が典型的でなく軽症の場合もあります。反対にワクチン未接種の場合は重症化しやすく合併症も起こしたりして危険です。
- 麻しんの診断を受けた場合は受診以外の外出を控え、自宅で安静にし感染拡大の予防に努めてください。
- 感染経路は飛まつ(くしゃみ せき など)・空気感染です。予防として手洗いやうがいをこまめにしっかりしましょう。
ワクチン接種や抗体検査の勧め
- 麻しんにかかったことがなく、予防接種を受けていない人は医療機関でワクチン接種を受ける事をお勧めします。
- 現在大学生のみなさんは、予防接種を受けていたとしても、小さい頃の1回接種であることが多く、人工的につけた免疫(抗体、予防接種の効果)は時間の経過とともに弱くなっていて、麻しんウイルスにさらされた場合は発症する可能性があります。上記の症状に注意してください。また抗体検査を受け、値の低い場合は、ワクチン接種を受ける事をお勧めします。