スペイン・アルカラ大学

経済学部 経済学科 尾上 将之さん

留学種別:派遣留学
留学先:スペイン・アルカラ大学
留学時の学年:1年次
留学期間:2010年4月〜2010年12月
留学アドバイザー:経済学部 田中 寧教授
出身高校:宇和島東高等学校

 僕は高校の頃から姉の影響もあり留学に強い関心を持っていて、留学が決まった時はとても嬉しかったです。でもそれと同時に本当に不安も出てきました。僕は経済学部で外国語学部の人達と比べると全く話せないし、自分がスペインという異国で暮らせていけるか心配でした。けどその不安や心配事も現地に行ってみてスペインの人達の陽気さと親切さのおかげでいつの間にかなくなりすぐにスペインの生活を楽しむ事ができました。留学期間はビザの関係で他の人たちより1ヵ月遅れで4月から12月末までと約9か月間の留学でした。最初の1ヵ月間は生活に慣れる事に必死であっという間に過ぎました。日本との環境があまりに違い過ぎてスーパーに行くのもバスに乗るのも大変でした。でもこの大変な事も留学の醍醐味だと思うと楽しみながら慣れる事ができました。

Wカップ優勝パレード

 僕が留学していたアルカラデエナレスという街は、ドンキホーテの作者セルバンテスが生まれた街で学生の街といってもいいぐらい学生が多く、いろんな国の人と仲良くなる事ができました。街や大学自体も世界遺産に選ばれる程の歴史のあるとても住みやすい所です。マドリッドにも近く交通も便利で多くの所を訪れる事ができました。僕はサッカーを小さい頃からやっていたのでスペインでも週1でスペイン人の友達みんなでサッカーもやっていました。サッカーを通してスペイン語を使う事によりどんどん上達しているなと実感をし、それと同時にサッカーは世界共通だなとも思いました。僕が留学している間にサッカーW杯でスペインが優勝するというとても貴重な経験もでき、その時は朝まで騒ぎ自分は実はスペイン人じゃないかと思うぐらい優勝に歓喜しました。スペイン代表にも会うことができたので留学して本当に良かったなと思いました。

 学校の授業は最初の頃は問題文を読んだり、先生の話を聞きとるのも難しく大変でしたが家で予習したりクラスの友達と喋ったり出かけたりする事で語学力を身につけていき、授業についていける様になりました。先生達はみんな個性的で面白く授業もとてもわかりやすかったです。ヨーロッパを中心に色々な国の出身の人たちと仲良くなり国ごとの特色や文化、常識などの違いを感じ、学ぶことができました。特にスペインの人たちは何事もポジティブに考え、どんな時もくじけない精神を持っているんだなと強く感じました。

 僕は今回の留学で一番身についたと思うことは行動力です。異国で生活するにはまず自分から動かないと何もできないし語学力も身につかないと思い、積極的に旅行し、どんどん道を尋ねたり、質問したりしました。そうする事によって段々相手に気軽に話しかけれるようになり友達もたくさんでき、スペイン語も自分のものにしていきました。

 留学を経験して自分の知らない事ばかりで本当に世界は広いと思ったし、毎日が新しい発見ばかりで1日も無駄な日はなかったと感じます。日本に帰国する時はまだスペインにいたいと思ったし、友達と別れる事はとてもつらかったです。でもこういった感情を持てたのは留学しかできないと思うし、スペインを中心にもっと色んな事を知りたいと思いました。本当に留学して良かったです!


  • クラスメイトと一緒

  • アルカラのセルバンテス広場
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