2013年司法試験の結果を受けて

京都産業大学大学院法務研究科 科長 坂東 俊矢

 2013年度の司法試験の結果が発表されました。

 本学では、修了直後の合格者を出すことができるなどの成果がありましたが、合格者は残念ながら2名にとどまりました。 法科大学院を巡る厳しい情勢に抗して、強い意思と真摯な努力を重ねて合格した皆さんに敬意を表するとともに、法曹として飛躍されることを祈念いたします。一方、残念ながら合格できなかった皆さんに対しては、今後も法曹を目指して真剣に勉強を継続される方に対してはもちろん、法曹以外の進路を目指す方についても、きちんと支援をいたします。

 私たちは、進取の気概をもった多数の法曹を京都産業大学で育てるとの目標を達成できなかったことを率直に反省し、その反省を来年度に向けた具体的な対策につなげていきます。

 来年度から科目間の連携を重視した、より段階的で合理的な新しいカリキュラムでの教育を準備しています。その教育は、充実した教員スタッフによって担われます。本学に入学する方々が、3年あるいは2年間、真剣な努力をすれば法曹としての基礎が身につく教育を実践していきます。

 私たち京都産業大学大学院法務研究科は、スタッフ一丸となって、法曹として必要な基礎知識と応用力を養成する法科大学院としての社会的使命を果たすため、一層の努力をする覚悟です。

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