教員紹介山岸 博

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山岸 博YAMAGISHI HIROSHI

総合生命科学部 生命資源環境学科 教授

専門分野
植物育種学

研究テーマ・内容

作物の起源と進化および新しい作物の作出について研究しています。
人類は長い年月をかけて、野生植物を栽培化して、進化させてきました。この過程を育種と呼びます。私たちの研究室ではアブラナ科の作物を主な材料として、作物の起源と進化の歴史を分子生物学的に解明しています。たとえば、ダイコンは世界のどこでどのような野生ダイコンから生まれ、どのようにして日本に到達したか等々を知ろうとしています。このような研究は人類の将来に向けて、作物資源を守り育てる方策を考えるための指針になるでしょう。
その一方で、新しい作物を作り出す方法も研究しています。一例としてはシロイヌナズナとキャベツの間で細胞融合をして、得られた体細胞雑種からさらに子孫を次々に作って、それらの特徴を調べています。

担当科目

春学期

科学英語I、植物育種学、植物栽培繁殖学、生命資源環境学実験・演習II、応用特別研究1・2

秋学期

基礎特別研究、栽培植物起源学、応用特別研究1・2

プロフィール

長野県の伊那市で生まれ育ちました。京都大学農学部、同大学大学院で学んだあと、農水省の研究所勤務(10年間)を経て、京都産業大学に来ました。

受験生へのメッセージ

教科書や参考書の範囲で理科の科目を勉強するだけでなく、身の回りの具体的なできごと、特に生物のありようや振る舞いに結びつけて勉強すると、学習の成果が上がると思います。

分属前学生へのメッセージ

特別研究においては、考えることと実際に実験することの両方が必要です。どんなことでも自分で試してみる姿勢を身につけて欲しいと思います。

研究室の構成、様子、特別行事など

現在研究室にはポスドク1名(ネパールの人)、研究補助員2名、大学院生5名、4年生5名、3年生4名が所属して実験しています。大学院生、4年生、5年生とはそれぞれのレベルでセミナーを行っています。植物を実験材料に使っていますが、実験用だけでなく、大学院生や学生が実際に栽培して観察(味も含めて)をするために、色々な野菜を育ててみています。

連絡先
電話:075-705-1895
E-mail:


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