教員紹介鬼塚 哲郎

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鬼塚 哲郎ONITSUKA TETSURO

文化学部 国際文化学科 教授

学位
文学修士(神戸市外国語大学)
専門分野
スペイン文学

プロフィール

佐賀県唐津市出身。父親が満州の大連、母親が台湾で育ったせいか、小さい頃から海外志向が強く、外国語大学に進学。最も広く話されているという理由(だけ)でスペイン語を専攻しましたが、正解だったと今も思っています。ただし90年代後半からエイズ予防という全く違う領域に関心を持ちはじめ、大阪でNGOを立ち上げ、代表を務めつつ、地域のゲイコミュニティ向けエイズ・性感染症予防啓発事業に携わってきました。ほぼ同時期、阪神淡路大震災の直後、被災した外国人向け支援事業にも関わりました。そうした民間非営利領域での経験を大学教育に還元したいという気持ちが次第に強くなり、2000年を過ぎた頃から、エイズ教育、人権教育、キャリア教育、ボランティア教育などの科目を少しずつ担当するようになり、現在に至っています。

研究テーマ

① スペイン語圏の文学・文化
② ファシリテーションを核とする教育実践
③ エイズ予防啓発
研究テーマは3つあり、しかも一見して互いにあまり関連していないのが特徴です。ただ、プロフィールの項で述べたように、自分のなかではつながっています。文化学部に所属してからは、エイズ予防啓発、キャリア教育、ファシリテーション、ボランティアといったキーワードをすべて「文化研究」(カルチュラル・スタディーズ)という切り口で考えるようになりました。市民社会領域における予防啓発活動でも、大学教育の現場においても、対象層とどのような関係を築いていくか、が活動の基盤となります。対象層が内面化している文化はどのようなものか、と問うことから私たち教員の活動は始まると考えています。

研究活動・教育活動

研究活動で現在最も力を入れているのは、上記②の、ファシリテーションを取り入れたキャリア教育の実践です。「キャリア・Re-デザイン」という低単位学生を対象層とする共通教育科目ですが、開講してすでに14年、実践と研究をリンクさせながら運営してきて、学会発表や論文のかたちで成果を発表、全国的にも注目を浴びるようになりました。近い将来、書籍のかたちで発表しようと考えています。教育活動の分野では、既に述べたもの以外に、「正課外の教育プログラム」とでも呼べる一連のプログラム——スターティングセミナー、ブックマラソン、オープンキャンパスなど——に強い関心を持っています。これらのプログラムはファシリテーションを含みますし、ボランタリーな活動という側面もあります。「ボランタリーなかたちで参加した場合、学びの質はより高くなる」というのが私の立てた仮説なのですが、残念ながらまだ実証するには至っていません。

担当科目

たのしく学ぶスペイン語Ⅰ、歴史文化基礎演習、人権を考える、カルチュラル・スタディーズ、入門セミナー、キャリア・Re-デザイン、スペイン文化講読Ⅱ、たのしく学ぶスペイン語Ⅱ、歴史文化特論Ⅳ(社会史)
<科目の詳細はシラバス検索より>

ゼミ活動テーマ

2年次生向けの基礎演習では「ジャポニスム」というテーマを取り上げ、より大きな枠組みであるオリエンタリズム、植民地主義、帝国主義、近代国民国家の文脈でジャポニスムの様々な事象を受講生とともに考察していきたいと考えています。

学生へのメッセージ

上で述べたように、何らかの活動にボランタリーなかたちで参加した場合、学びの質はより高くなり、その分成長できる、というのが私の持論です。これを裏書きするような学生たちと多くの出逢いがありました。こうした出逢いが、私の最も大きな歓びであり、生き甲斐でもあります。

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