教員紹介井尻 香代子

戻る

井尻 香代子IZIRI KAYOKO

文化学部 国際文化学科 教授

学位
文学修士(神戸市外国語大学)
専門分野
スペイン語圏の文学

プロフィール

福岡県北九州市出身。学生時代にスペインに留学。スペイン語詩に魅了され大学院に進学。本学着任後、学外研究員として二人の子連れでアルゼンチンに赴任し、スペイン語俳句とサッカーにはまり現在に至ります。

研究テーマ

スペイン語圏の文学と日本の詩歌の交流関係について調べています。現在はスペイン語圏で日本の俳句が受容されたプロセスと、その結果生み出されたスペイン語俳句の調査・研究をしています。現在世界の多くの言語で作られるようになった俳句の中でも、スペイン語俳句は5/7/5音節の形式や句会の実施など日本の俳句との共通点が多い一方、スペイン、アルゼンチン、メキシコなど地域の風物が豊かに盛り込まれた抒情性が魅力です。

研究活動・教育活動

2023年 「海外における俳句受容プロセスの深化について(スペイン語圏を中心に)ー俳句・ハイクの形式ー(論文単著査読付)」京都産業大学論集人文科学系列 (56),111-122頁
2022年 "Formación y difusión del Haiku desde el punto de vista ambiental"(環境史から見た俳句の生成と伝播)(論文単著)Barcarola(スペイン文芸誌)寄稿
2020年 “Literatura Hai actual en español”(スペイン語圏における俳文芸の現在)アルゼンチン国際ハイク大会発表
2020年 “Lo que significa la forma del Haiku”(俳句の形式が意味するもの)(論文単著)Barcarola(スペイン文芸誌)寄稿
2019年 『アルゼンチンに渡った俳句』(単著)丸善出版

担当科目

入門セミナー、国際文化基礎演習A・B、国際文化演習ⅠA・ⅠB、アメリカ文化の基礎、アメリカ文化論B、アメリカ文化特論C、スペイン文化講読ⅠA・ⅠB、たのしく学ぶスペイン語ⅠA・ⅡA、ヨーロッパ文化の基礎

ゼミ活動テーマ

国際文化基礎演習:スペイン語圏と日本の文化交流を軸に、天正遣欧使節、南米への日系移民、日本の伝統文化からアニメ、マンガまで広い視野で調査します。
国際文化演習:ユネスコ総会での世界遺産条約採択から50年以上が経ち、その存続には様々な課題が指摘されています。スペイン語圏を中心に世界遺産の光と影を見直し自然遺産・文化遺産の今後を考えます。

学生へのメッセージ

大学に入ったら単位を取ることも大事ですが、「面白い!」と思える科目を探して下さい。専門科目でも共通科目でも、講義でも語学でも実習でも、「これだ!」と感じる分野が見つかったら、とことん追求してみて下さい。そんな学生さんには教員も次々に新しい引き出しを開けて、未知の世界を紹介していくことができます。大学の醍醐味を味わって下さい。

専任教員一覧に戻る

PAGE TOP