教員紹介井尻 香代子

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井尻 香代子IZIRI KAYOKO

文化学部 国際文化学科 教授

学位
文学修士(神戸市外国語大学)
専門分野
スペイン語圏の文学

プロフィール

福岡県北九州市出身。学生時代にスペインに留学。スペイン語詩に魅了され大学院に進学。本学着任後、学外研究員として二人の子連れでアルゼンチンに赴任し、スペイン語俳句とサッカーにはまり現在に至ります。

研究テーマ

スペイン語圏の文学と日本の詩歌の交流関係について調べています。現在はスペイン語圏で日本の俳句が受容されたプロセスと、その結果生み出されたスペイン語俳句の調査・研究をしています。現在世界の多くの言語で作られるようになった俳句の中でも、スペイン語俳句は5/7/5音節の形式や句会の実施など日本の俳句との共通点が多い一方、スペイン、アルゼンチン、メキシコなど地域の風物が豊かに盛り込まれた抒情性が魅力です。

研究活動・教育活動

2020年 “Literatura Hai actual en español”(スペイン語圏における俳文芸の現在)アルゼンチンハイク国際大会発表
2020年 “Lo que significa la forma del Haiku”(俳句の形式が意味するもの)(論文単著)Barcarola(スペイン文芸誌)寄稿
2019年 『アルゼンチンに渡った俳句』(単著)丸善出版
2017年 「アルゼンチンにおける俳句受容とスペイン語ハイク生成」 日本比較文学会関西研究例会発表
2017年 「国際ハイクと季語Ⅱ-アルゼンチン歳時記の構築について-」(論文 単著)京都産業大学論集 人文科学系列 (50),163-179頁

担当科目

国際文化演習ⅠA、ⅡAアメリカ文化の基礎 アメリカ文化論B アメリカ文化特論C スペイン文化講読ⅠA、ⅠB

ゼミ活動テーマ

  • 詩や歌詞を通して学ぶスペイン語世界(スペインとラテンアメリカ)
  • スペインの伝承歌謡ロマンセ、フラメンコ、アルゼンチンのタンゴ、スペイン語圏に普及した俳句などを通して、多彩なスペイン語圏の文化にアプローチします。

学生へのメッセージ

大学に入ったら単位を取ることも大事ですが、「面白い!」と思える科目を探して下さい。専門科目でも共通科目でも、講義でも語学でも実習でも、「これだ!」と感じる分野が見つかったら、とことん追求してみて下さい。そんな学生さんには教員も次々に新しい引き出しを開けて、未知の世界を紹介していくことができます。大学の醍醐味を味わって下さい。

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