生命科学部 生命科学セミナーを開催します!(9月29日)

9月29日に学内限定の生命科学セミナーを開催いたします。

最先端の生命科学の話題を生命科学部の教員に紹介していただきます。
お時間のある方はぜひご参加ください。
Teamsでのオンラインセミナーになりますので、チームコード(lfjxegp)を利用して入室してください。

瀬尾 美鈴 教授
京都産業大学 生命科学部 先端生命科学科(総合生命科学部 生命システム学科)

ヒト疾病と細胞増殖因子のシグナル伝達
15:00~(講演30分 質疑応答15分程度)司会:染谷

私たちの体は、200種類以上と言われる様々な種類の細胞から構成されています。細胞増殖因子と呼ばれるタンパク質が、細胞間の情報伝達物質として働き、DNAを合成して新しい細胞を生み出すのか、分化して専門的な機能を発揮するのか、その進路を決定しています。細胞増殖因子を受け取った細胞は、受容体を通して細胞内にシグナルを伝えることで、環境に対応する様々な変化を引き起こすことが出来ます。健康な体では、このようなシグナル伝達を正確に行うことが出来ますが、その過程に不具合が生じると、がんや先天性疾患をはじめとする様々な病気の原因となります。その不具合が明らかになることで、病気の治療薬を開発することにつながっていきます。

染谷 梓 准教授
京都産業大学 生命科学部 産業生命科学科(総合生命科学部 動物生命医科学科)

感染症はどこからくるのか
15:45~(講演30分 質疑応答15分程度)司会:瀬尾

私たちが、目に見えないたくさんの微生物に囲まれているということは、新型コロナウイルス感染症に直面し、みなさんが自覚したことの一つだと思います。もちろん、それらのうち、感染症を引き起こす病原性の微生物は限られていますが、これらの病原体は、いったいどこからやってくるのでしょうか?病原体の感染経路にはさまざまありますが、そのうちの一つが、動物が保有している微生物が、ヒトに感染するというものです。このようにして起こる感染症を、動物由来感染症、あるいは人獣共通感染症といい、蚊やマダニなどの吸血性の節足動物が、動物と人と病原体をむすぶ運び屋として、重要な役割をもっています。本セミナーでは、このような節足動物媒介性の動物由来感染症がどのように私たちのもとにやってくるのか、本学の周辺で調査したデータをもとにお話ししたいと思います。
日時 9月29日(水)開催(学内限定)
場所 Teamsによるオンラインセミナー(チームコード:lfjxegp)
開場 14:30~(チームコードを利用して入室してください)
開演 15:00~16:30

(セミナーは録画しますが、公開はしません。見逃した方や参加できない方は演者にご連絡ください。)
次回は2021年11月10日(15時00分開始)です。演者:高桑 弘樹(先端生命科学科)、高橋 純一(先端生命科学科)先生

 
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