生命科学部 生命科学セミナー開催(10月7日)

10月7日に生命科学セミナーを開催いたします。 最先端の生命科学の話題を生命科学部の教員に紹介していただきます。 お時間のある方はぜひご参加ください。 Teamsでのオンラインセミナーになりますので、チームコード(lfjxegp)を利用して入室してください。

三嶋 雄一郎 准教授 (京都産業大学(総合)生命科学部 先端生命科学科(生命システム学科)

個体発生におけるリボソームの知られざる役割
15:00~(講演30分 質疑応答15分程度)

リボソームによるmRNAの翻訳は、セントラルドグマの中核をなす重要なステップです。教科書ではリボソームによる翻訳は遺伝暗号に従ってアミノ酸をつないでいく単純な反応として記載されています。しかし実はmRNAを翻訳している途中のリボソームはとても多様な動き方をしていて、その動きの多様性は遺伝子の発現に多大な影響を及ぼしています。三嶋研究室ではゼブラフィッシュという熱帯魚を実験モデルとして、翻訳中のリボソームの動態が、多細胞生物のからだを形作る上でどのように貢献しているのかを研究しています。セミナーでは私たちが発見したリボソームによる受精直後のmRNA分解制御機構と、衝突したリボソームの蓄積によって引き起こされる貧血についてお話しします。

遠藤 斗志也 教授 (京都産業大学(総合)生命科学部 先端生命科学科(生命システム学科)

細胞がミトコンドリアをつくるしくみ
15:45~(講演30分 質疑応答15分程度)

真核細胞に必須のオルガネラ,ミトコンドリアの正常機能を維持するためには,常にミトコンドリアを作り出し,不良ミトコンドリアを除去する必要がある。細胞はミトコンドリアをどうやって作り出すのだろうか。ミトコンドリアはゼロからは作りだせないので,細胞はミトコンドリアを構成する1000種以上のタンパク質と数百種類の脂質を,外部から既存ミトコンドリアに配送することでミトコンドリアを拡大し,増やす。ここでは本研究室で得られた,ミトコンドリアにタンパク質と脂質を配送する仕組みに関する最新の知見を紹介する。
日時 10月7日(水)開催(学内限定)
場所 Teamsによるオンラインセミナー(チームコード:lfjxegp)
開場 14:30~(チームコードを利用して入室してください)
開演 15:00~16:30
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