益川塾セミナー「宇宙磁場と物質反物質非対称」

2017.12.01

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イベント研究益川塾
益川塾では下記の通り、セミナーを開催いたします。
皆様のご参加、お待ちしております。
講師 鎌田 耕平 氏(IBS)
講演題目 宇宙磁場と物質反物質非対称
日時 2017年12月18日(月)13:30~
場所 京都産業大学 1号館4階 談話室
対象 一般・学生・教職員
申込 事前申込は不要。当日、直接、1号館4階 談話室へお越しください。
参加費 無料
概要 FermiによるTeVブレーザーの観測は、本来あるはずのカスケードGeVガンマ線を検出していない。これは銀河間に磁場があるとすれば説明でき、そのような磁場の起源を初期宇宙に求めることは興味深い可能性の一つである。今回我々は、もし初期宇宙の電弱相転移前に(ハイパー)磁場が生成されたとするならば、素粒子的宇宙論の観点からも面白い現象が起こることを発見した。すなわち、もし(ハイパー)磁場がヘリシティを持っていたならば、素粒子標準模型のカイラル量子異常を通じて、電弱相転移前および相転移時に物質反物質非対称が生成され、その非対称は相転移後も宇宙に残るのである。したがって、この機構によって現在の宇宙の物質反物質非対称が説明でき、銀河間磁場はその痕跡である可能性がある。注目すべきは、この機構自体には素粒子標準模型を超えた物理は必要とされず、磁場生成にこそ標準模型を越えた物理が必要とされる点である。このセミナーではこの機構を概説し、その痕跡としての銀河間磁場がどのような特徴をもつべきかを紹介する。この機構に必要とされる磁場を作る方法についても触れたい。
お問い合わせ先
京都産業大学 研究機構(益川塾)
〒603‐8555 京都市北区上賀茂本山
Tel.075-705-3105
mtrec-office@star.kyoto-su.ac.jp
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