益川塾セミナー「格子QCDによる核子構造の研究と標準模型を越えた物理」

2017.10.20

益川塾では下記の通り、セミナーを開催いたします。
皆様のご参加、お待ちしております。
講師 大木 洋 氏(奈良女子大学)
講演題目 格子QCDによる核子構造の研究と標準模型を越えた物理
日時 2017年10月30日(月)13:30~
場所 京都産業大学 1号館4階 談話室
対象 一般・学生・教職員
申込 事前申込は不要。当日、直接、1号館4階 談話室へお越しください。
参加費 無料
概要

宇宙の物質非対称性の起源の解明につながるCP対称性の破れを表す電気双極子能率(EDM)の精密測定実験から、標準模型を超えた物理の存在を示唆する大きなCP対称性の破れの発見が期待される。一方理論計算では、これらの実験結果を検証するための精密計算が必要であり、特にハドロン行列要素の計算では、量子色力学(QCD)に基づく厳密な核子構造の研究が重要である。
本講演では、QCDの第一原理計算法である格子QCDを用いた、上記実験に有用となるハドロンのEDM行列要素の計算法についての最近の進展について講演する。またθEDMやchromo-EDMの核子EDMの最近の数値計算結果について紹介する。

お問い合わせ先
京都産業大学 研究機構(益川塾)
〒603‐8555 京都市北区上賀茂本山
Tel.075-705-3105
mtrec-office@star.kyoto-su.ac.jp
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