京都産業大学では、8月19日（土）に、「ひらめき☆ときめきサイエンス～ようこそ大学の研究室へ～」という事業による、高校生向けのプログラムを実施します。この事業は、日本学術振興会（我が国の学術振興を担う唯一の資金配分機関）が、科学研究費による研究成果を社会に還元・普及させることを目的に行うもので、昨年度に引き続き、京都産業大学が採択されました。

私たちが動いたり、考えたり、見たり、聞いたりできるのは、すべて「タンパク質」のおかげです。例えば、筋肉を動かすときには、アクチンやミオシンと呼ばれているタンパク質が働きます。そのためのエネルギーを生み出すのもATP合成酵素と呼ばれるタンパク質です。私たちの身体の中では、何千種類ものタンパク質が作られており、それらが織りなす生化学反応のハーモニーこそが、生命活動なのです。

このプログラムでは、生命活動の担い手である「タンパク質」を身近な生物から抽出し、観察します。身体の中で様々な種類のタンパク質が作られている様子を観察しましょう。また、タンパク質とはどのような物質か、どのようにして身体の中で作られ、具体的に何をしているのかについても学びましょう。さらに、このプログラムでは、タンパク質の設計図としての遺伝子についても学びます。
最先端の研究に興味と関心のある高校生の皆さんのご参加をお待ちしております。

●主催：京都産業大学、日本学術振興会