第13回 音楽文化論特別講義2017コンサート

2017.06.02

ファン・エイク《笛の楽園》全143曲演奏の試み (1)
〜《笛の楽園》に描かれたリコーダー、フェルメールが描くギターによる〜

ミッフィーの生みの親の故ディック・ブルーナ氏が住んでいたオランダ中部の都市ユトレヒト、この地の諸教会にてカリヨン、リコーダー奏者として活躍したのが盲目のファン・エイクです。後に2巻143曲にまとめられた《笛の楽園》(1644,49,56) には、学校でよく使われているものとは違うリコーダーが描かれています。また、焼き物で有名なデルフトにて同時代に活躍した画家フェルメールは「ギターを弾く少女」(1670-2) で現代とは違うギターを描いています。この2つの現代のコピー楽器を使って、《笛の楽園》全143曲を10年ほどかけて全曲演奏を、ギターにて関連する当時の舞曲を演奏する試みの第1回目です。珍しい楽の音をお聴きのがしなく!
日時 2017年7月8日(土) 15時00分(開場14時30分)
場所 京都産業大学神山ホール大ホール
〒603-8555 京都市北区上賀茂本山
交通アクセス
入場料 無料
プログラム
(予定)
J.ファン・エイク (1590頃-1657)
《笛の楽園 第1巻》より 
〈ダフネ〉〈狂人サイモン〉〈涙のパヴァーヌ〉〈天にまします我らの父よ〉〈マリアの賛歌〉〈詩篇118〉(2つの版による)

F.コルベッタ (1615頃-81)
D上のパッサメッツォ〜装飾された第2部〜そのコッレンテ〜パッサメッツォのガリアルダ〜そのコッレンテ (1639)
フォリアス (1643,1648)
第5旋法のプレリュード−アルマンド−サラバンド (1648)

A.M.バルトロッティ (17世紀前半-1668以降)
フォリア(1655)
主催 京都産業大学文化学部 竹内 茂夫 准教授(音楽文化論担当)
後援・協力 京都産業大学文化学部

出演 竹内 茂夫(エイク・リコーダー他、バロック・ギター)

プロフィール

リコーダーを太田 光子氏他多数、バロック・ギターを竹内 太郎氏他、キタローネ(イタリアン・テオルボ)を佐野 健二氏他、16〜17世紀の音楽を笠原 雅仁・上野 訓子両氏他に師事するなど多数のレッスンやマスタークラスを受講。17世紀イタリアなどの初期バロック音楽に特化したアンサンブル・パッサメッツォ・アンティーコ主宰、「16〜17世紀の宗教合唱曲を歌う会」メンバー。日本リュート協会会員。京都産業大学文化学部教員。

お問い合わせ先

京都産業大学文化学部 竹内 茂夫 准教授(atake@cc.kyoto-su.ac.jp
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