留学体験レポート

友田 睦帆 タスマニア大学(認定留学)

留学期間 国名 留学先大学名 留学の種別
2013年3月10日から
2013年12月18日まで
オーストラリア タスマニア大学 認定留学

 私は三年次春学期から9か月間、タスマニア大学の語学学校に留学してきました。留学した理由の一つが、英米語学科に在籍していながらも、特にずば抜けて英語ができるわけではなく、ほかの学生と頭をならべていることがコンプレックスだったためです。そのため、英米語学科と胸を張って誰にでも言えるような逸材になりたく思い、留学に挑みました。そしてなにより海外で生活すること、海外の風景を自分の目で目の当たりにしたいという思いも強く持っていました。

 私はホームステイ兼シェアハウスというすこし不思議な環境で9か月間生活していましたが、ここで暮らしたことが私の留学生活をもっとも楽しく充実させてくれたものとなりました。最大13人学生が暮らせる家でいつもたくさんの国籍の学生が暮らしていました。晩御飯を毎日一緒に食べるというルールがあり、無理やりにでもしゃべらないといけないこの環境がとても私を成長させてくれました。初めの3か月は苦痛で毎日晩御飯の時間が苦手でしたが、あとの6か月間は毎日の楽しみの一つとなっていて、今ではこの晩御飯のテーブルが恋しいです。他にもハウスメイトと週末旅行、買い物、映画、散歩にいくこともたくさんあり楽しみました。大家さん家族もとても面白くて優しかったので、夕飯のあとキッチンで何時間も話すのが日課になっていました。初めの3か月、喋れない、聞き取れないなどつらいことばかりで、めげそうだったけれども、このシェアハウスが私を支えてくれました。

 そしてこの留学で面白かったこと、学んだことというと、他国に対する固定観念が変えられました。英語の習得だけではなく他国、地元の人々と話し、仲を深めることにより日本で知らぬ間に報道や勝手な思い込みなどで身についていた各国に対する固定観念を自分の目で確かめ、感じ改めることができました。また新しい自分の他国に対するイメージができたため、今まで以上に興味をいろんな方面から持てるようになりました。学校では中国、韓国、タイ、などのアジア系、シェアハウスでは、イラン、オランダ、フランス、スウェーデン、ブラジル、スイス、オーストラリアといったたくさんの国の人たちと喋り、友達になることでそのように思えるようになりました。自分の国について、音楽について、今日の出来事などたわいもないことをたくさん話す中で、いろんなことを知り、感じ、自分が今まで無知であったことに気づきました。この経験を通じて情報に流されず自分で確かめることの大切さ、表面だけを見ない大切さを学びました。

 この留学でここには書ききれないほどの貴重な経験、普通に日本の大学生活では得ることのできない経験ができました。この経験をこれからどのようにいかせるかがこれから頑張らないといけないことだと思っています。

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