留学体験レポート

福田 紘子 サンディエゴ州立大学ALI(派遣留学)

留学期間 国名 留学先大学名 留学の種別
2011年8月19日から
2012年5月19日まで
アメリカ サンディエゴ州立大学ALI 派遣留学

  私は、この留学を通してたくさんのことを学びました。私の留学の目的は、英語能力の向上と、日本を離れて外から日本を見つめ、物事を色々な方向から考えることのできる、視野の広い人間になることを目的としていました。私の留学したサンディエゴというところは、想像していたよりもすごく気候がよく、1年間体調を崩さないくらい私に合っているところでした。初めは、お店に行ってもお店の人がなんと言っているかもわからず、ただ笑っていることしかできませんでした。それがすごく悔しく、何としてでも聞き取れるようになりたいという気持ちを強くしました。私にとって、悔しいという気持ちが一番勉強をするときの励みになりました。学校では、日本以外からもたくさんの留学生が来ていました。その友達も、私にとってすごく大切な存在でした。コミュニケーションをとるときにうまく英語が話せなかったりすると、英語を話すのが怖くなったりしたけれど、ここでもまた自分の気持ちが伝えられなくて悔しいという気持ちが出てきて、更に努力をするきっかけを作ってくれました。私の周りにいた友達は、私が話しているときに詰まってしまっても、私が言いたいことを予想し、こういうことが言いたいの?と助けてくれたため、遊びに行っている時でも勉強になることがたくさんありました。たくさんの国の人たちと関わり、たくさんの先生と話をしていると、英語だけでなくその国の文化、習慣、またその人たちの考え方を知ることができ、自分の考え方についても深く考えさせられた時期もありました。将来、英語を使った仕事がしたいという気持ちはあっても何がしたいかがはっきり決まっていなかった私は、サンディエゴで出会った友達になぜアメリカに来たか、また、将来何がしたいかという質問をしました。私が質問したほとんどの友達は自分がこれから何をしたいか、どのようにその目標を達成するかをちゃんと決めていました。それを聞いた時、自分がこれまで何も考えずに生きてきたことが恥ずかしくなり、将来について以前よりも真剣に考えるようにもなりました。サンディエゴ大学で教授をしている方ともお話しする機会があり、その教授とも将来について貴重なお話をすることも出来ました。これまで、私は大学3年生から就職活動をして、大学卒業後は会社に就職するという道しか頭にありませんでした。しかし、この9ヶ月間たくさんの人と関わり、情報交換をした結果、道は1つじゃなくてたくさんあるということを知りました。今は、将来したいことも決まり、その目標にどのように近づいていくかも決めました。私は、これから留学する方に、英語ももちろん頑張っていただきたいけれども、英語だけでなく、色々な人と関わり、自分がこれまで気づかなかった新しいことに気づけるような貴重な留学経験をしていただきたいです。

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