皆さんは各都道府県に性暴力被害者ワンストップ相談支援センターが設置されているのをご存じですか？
京都にも平成27年に「京都SARA」というセンターが開設されました。
京都SARAは、行政、医療機関、警察、弁護士会、民間団体等が連携して、性暴力による被害を受けた方へ、被害直後から長期にわたり総合的な支援を可能な限り一か所で提供できるように開設された京都府が運営するワンストップ相談支援センターです。
性別や年齢、被害を受けられた時期に関係なく、性暴力被害に遭われた方全員が対象となります。

• あなたが望まなくて受けた性的な行為は、すべて性暴力です。
• レイプや強制わいせつ（未遂も含む）だけでなく、パートナーとの意に添わない、強制された性的行為や性的虐待なども含まれます。
• 身体的な被害だけでなく、性的な言動により自尊感情を著しく傷つけられることも性暴力に含まれます。

専門的な研修を受けた女性支援員が電話相談を受け、必要に応じて病院、警察、弁護士との連携や、一人で心細いときは関係機関等への同行、来所相談対応、カウンセリング施設の紹介など、被害に遭われた方と一緒にこれからのことについて考えていき、望まれる支援をコーディネートします。

性暴力を受けると、からだや心に大きな痛手や傷を受け、時間がたっても恐怖や不安で混乱した状態になります。被害にあったのは、自分が悪かったのかもしれないと自分を責める気持ちが起きるかもしれませんが、性暴力は決して自分の責任ではありません。ひとりで悩まず、京都SARAに相談してください。

保健管理センターに京都SARAのリーフレット、京都精華大学の学生が作成された性暴力についての漫画冊子も置いていますのでご覧ください。