3月30日、京都産業大学法律相談部は、滋賀県守山市の協力のもと、守山市民ホールで無料法律相談会を開催した。

　法律相談部は、2004年以来10年以上にわたって、滋賀県内のいくつかの市に移動して無料法律相談会を開催しており、今回で26回目を数える。

　相談会は、一般市民を対象に無料で行われるもので、法律相談部に所属する法学部学生が、法学部および法務研究科所属の教員の指導のもと、相談者から相談内容を聞き取り、法的アドバイスを行っている。

　3年次生部員の引退により、新たに法律相談部役員に就任した2年次生部員は、相続に関する事案の相談を担当した後、「勉強したつもりだったが、頭の中に浮かんでいることをうまく言葉にして伝えることができなかった。新年度に入ってくる新入部員と一緒に、ただ知識を詰め込むだけではなくて、情報を整理して話す練習をしていきたい」と感想を語った。

　法律相談部は、こうした年に数回行われる移動法律相談のほかに、法科大学院がむすびわざ館で行う無料法律相談会にも補助員として参加し、法律相談を受けている。学生自身の勉強のために、そしてそれを生かした社会貢献のために、法律相談部は、今後もこうした法律相談活動を継続するとしている。