神山天文台 皆既月食特別観望会を開催

2014.10.08

 10月8日、神山天文台において、2011年12月以来となる皆既月食を見て宇宙や天文学により親しんでもらうため、「皆既月食特別観望会」を企画・開催した。

 この観望会では、「天文台の魅力を多くの人に知ってもらいたい」という有志学生で結成された神山天文台ボランティアチームの協力により、通常は開かれていない神山天文台の屋上スペースを開放し、月の形が短時間で変化していく様子を、解説を聞きながら肉眼で観察した。あわせて神山天文台玄関前には小型望遠鏡を設置し、望遠鏡を通して月の様子を観察した。

 また天体観測ドームでは、神山天文台 中道 晶香主任研究員による解説と、荒木望遠鏡を用いた月食中の月の様子の観察を行った。

 観望会には、地域住民や大学生を中心に約300人の方が参加し、およそ3年ぶりとなる皆既月食を興味深そうに観察したり、月食の様子を写真やスケッチにおさめたりする姿が見られた。
月食中の月の様子 
神山天文台屋上で月食を観察した
神山天文台玄関前では小型望遠鏡にて月を観察した
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